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第49回 前橋市民展 「企業メセナ群馬賞」受賞者の紹介


 平成27年1月29日(木)から2月15日(日)まで前橋市民文化会館において前橋市教育委員会主催、前橋市・前橋文化協会共催による第49回前橋市民展覧会が開催されました。
 公益社団法人企業メセナ群馬として「企業メセナ群馬賞」を提供しておりますが、本年度は次の方々が受賞されました。受賞作品の紹介と併せて受賞者の方々のコメントを掲載します。


 書道部門(かな)高橋 宏行

題名「秋深く」 大きさ:タテ175cm ヨコ5cm

〈受賞者のことば〉
 この度、貴法人より栄えある賞を授与され、誠に有り難うございました。漢字は以前より習っておりましたが、仮名は平成19年、市中央公民館の高齢者教室「明寿大学」の「仮名クラブ」で4年間習いました。その後「すみれ書道会」(村田容子先生師事)に入会し、月2回市中央公民館で継続習っています。市民展に過去5回出品しましたが、今回初受賞です。「継続は力なり」と云われ継続していますが、なかなか上達しません。しかし稀に在住地域の行事の書き物を依頼され、多少役立っているのかと思います。はや後期高齢者の仲間に入りましたが思いがけずこの度の受賞が今後の継続に、大変な励みとなりました。受賞を契機に、貴法人の主旨である、毎日を豊かに生き、芸術・文化活動で「心ゆたかな故郷群馬」づくりに、微力ながら気合いを込めて、受賞に恥じないよう努めてまいります。

 美術部門(洋画)粕川 みさ子

題名「ハルゼミ」 大きさ:F20号

〈受賞者のことば〉
 この度は企業メセナ群馬賞を頂きありがとうございました。前橋市民展は25年ぶり2度目の出品でこの様な賞を頂戴し驚いています。最初の作品は幼かった子供達の成長を願って描きましたがその子供も今では社会人となり、地元を離れて生活しています。今回の作品は長女の進学が決まった春に片品村の「天王桜」を見に行った時の光景です。私が構えたカメラから見る娘の表情は友達に見せる笑顔とは違いました。微かな笑みの奥にある期待と不安。(同じく美術を進路に選んだ娘を見送る私の気持ち…。)この絵の描き始めは画面左が大きく空いた構図でした。曖昧な一色の画面は本音を口に出せない母と娘の寂しさだったのかも知れません。その後セミの抜殻を描き加える事で完成としました。桜が散る頃に山間で鳴くエゾハルゼミです。家族の成長と絆をこの作品に込めました。

 写真部門(スナップ・人物)宮下 健一

題名「祭りの子」 大きさ:半切

〈受賞者のことば〉
 昭和34年、生活厳しいなか修学旅行のとき親にねだりカメラを買ってもらい、京都・奈良の観光地の風景や友達のスナップを撮りました。その中に旅館で騒ぐ生徒をにこやかに見守る浴衣姿の恩師を撮影した写真が校内のコンテストで賞を頂き、嬉しく、また写真の面白さを感じました。そのほか学校の図書館で土門拳のドキュメント写真を見て写真の奥深さを知り、いつかは挑戦して見ようと思いながら、とうとう今日に至りました。定年退職してからその時の思いを果たそうと、現在は前橋を中心に群馬の日常の生活・風景を将来の人たちの参考にでもなればと思い撮影しています。コンテストに出せるような写真はあまりありませんが、その中の写真で賞を頂いたことは大変嬉しくこれからの取り組みに張り合いが出てきました。どうも有難うございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

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