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第67回 群馬県美術展覧会 「企業メセナ群馬賞」受賞者

  平成28年11月23日(水)から12月3日(土)まで群馬県立近代美術館にて第67回群馬県美術展覧会(略称:県展)が開催されました。総搬入点数1,041点の中から公益社団法人企業メセナ群馬が「企業メセナ群馬賞」を4部門にわたり贈呈することで、本年度も次の方々が受賞されました。
 このようなことで美術愛好者が励みを持って芸術文化の向上に努めていただくことと、企業のメセナ活動について啓蒙をはかり理解を深めていただくことを期待いたします。
 また、受賞作品の紹介と併せて受賞者の方々から「受賞者のことば」が寄せられましたのでお知らせします。


 第一部 日本画  反町 貢


題 名:「夜の知床・シマフクロウ」
大きさ:P30号

<受賞者のことば>
 ご都合により省略しました。



 第二部 洋画  籾山 泰男


題 名:箱の中の世界
大きさ:F30号

<受賞者のことば>
 この度は「企業メセナ群馬賞」を頂き、誠にありがとうございます。これもひとえに、ご指導頂いております島崎庸夫先生のおかげと感謝しております。また通わせて頂いております教室の先輩の皆様からの温かいアドバイスにも感謝しております。ありがとうございました。



 第三部 彫刻  三澤 実


題 名:あかりの形
大きさ:160×90×90cm

<受賞者のことば>
 この度は、企業メセナ群馬賞をいただき誠にありがとうございます。
 作品は、木を切断、接合し、新たな豊かな形や空間をイメージし造形したものです。
 「彫る」でも「刻む」でもなく、木と遊びながら、自己流で造形した立体作品ですが、その形や空間に共感していただけたら幸いです。
 この作品は、内部に「あかり」を灯すと、新たな形も見られます。
 いただいた賞を励みに、これからも新たな、豊かな形や空間を求めて、木の造形を楽しみたいと思います。



 第四部 工芸  佐藤 好子


題 名:星空の下いのち輝く
大きさ:179cm ×92cm

<受賞者のことば>
 この度は、身に余る賞を賜り、嬉しく思います。
 藍染の縫い絞りを始めて七年になりました。アヤメ、アジサイ、コスモス、ヒマワリ、ススキ、チューリップ、スイセン等色々身近な物を絞ってみましたが、ここ数年は、樹木の力強さ―静かな中にも逞しく生きる命の尊さ―に引かれ、二m位の作品として仕上げることが多くなりました。
 軍隊絞りで表現する幹の模様が意図的でないもののとても質感を出してくれるので大変気に入っているのです。縫い絞りで作るため、細かい思った表現ができないことも多いのですが、時間をかけて縫い、染めた後時間をかけて解くのも楽しみの一つです。
 一番の楽しみは、中之条に仲間と染めに出かける事です。藍染工房の唐澤先生は全く商売気のない好々爺です。気持ちよく染めさせてくれ、偉ぶりもせず、面倒見のよい群馬の達人です。ずっとよろしく!


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