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第65回 連盟展 「企業メセナ群馬賞」受賞者の紹介


 平成29年6月28日(水)から7月5日(水)まで前橋市民文化会館において群馬美術家連盟主催の第65回記念連盟展が開催されました。

 公益社団法人企業メセナ群馬として「企業メセナ群馬賞」を提供しておりますが、今年度は次の方々が受賞されました。作品の紹介とご本人からのコメントを掲載します。



 日本画  栗原 知子

題名「黄バラ」 大きさ:F20

〈受賞者のことば〉
 この度は連盟展2回目の出品で由緒ある「企業メセナ群馬賞」をいただけた事を大変嬉しく思っております。
 7年前に知人の紹介で松井純子先生にご指導頂き現在に至っております。季節の花をテーマにデッサンから始めました。「花」は生き物で今日描いた蕾は翌日は5分咲き、7分咲き、満開となりデッサンする時期は忙しい限りです。
 4年前からデッサンした中から年に1枚本画を制作するようになり、当初は6号から始め徐々に号数も大きいものに挑戦してきました。
 今回の「黄バラ」は昨年の6月頃デッサンし本画にしたものです。黄バラは花びらが5枚しかない一重のバラです。
 今後も「生の花」をデッサンし日本画の繊細・魅力を表現できる作品を描いていきたいと思います。誠に有難うございました。

 洋画  佐藤 進

題名「追憶・・・らくがき−I」 大きさ:F120

〈受賞者のことば〉
 この度は「企業メセナ群馬賞」をいただきましてありがとうございました。連盟展への出展2回目でこの様なすばらしい賞をいただき嬉しく思います。私が育った安曇野にはまだ古い民家があり、帰郷時立ち寄った小さな窯元の近くに古い土蔵がありました。今にもくずれ落ちそうな土壁には、釘で描いたらくがきがあり、しばらく見つめました。「壁にらくがきした事」、「真空管ラジオに耳を当てて聞いたラジオ放送」、「噴煙をはじながら走る汽車」等々。5〜60年前にタイムスリップした自分がいました。
 この不思議な感覚に魅せられてキャンバスに描きました。
 メセナ賞を励みに今後も「子供の世界」を描きたいと思います。
 ありがとうございました。

 建築  諏訪 晶

題名「OTTOWAGNER」 大きさ:三々
大きさ:パネルA1

〈受賞者のことば〉
 この度は「企業メセナ群馬賞をいただけた事を大変感激しております。
 “OTTOWAGNER”は、オーストリアで活躍した建築家で都市計画家です。
 今回の作品は、WAGNERが描いたオーストリアウィーンの都市計画図(パース)の習作です。
 実際の絵は、水彩で鮮やかです。私はこの絵を、鉛筆の濃さの違いのみで仕上げたいと目標を立て描き始めました。
 しかし、色をつけなければまとまりの無い絵になり、少し悔しいです。これからもスケッチのレベルを上げて、鉛筆のみでの表現を目標に日々進化していきます。ありがとうございました。

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