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第70回記念群馬県美術展覧会 「企業メセナ群馬賞」受賞者

 令和元年11月22日(金)から12月1日(日)まで群馬県立近代美術館にて第70回記念群馬県美術展覧会(略称:県展)が開催されました。総搬入点数643点の中から公益社団法人企業メセナ群馬が「企業メセナ群馬賞」を4部門にわたり贈呈することで、本年度も次の方々が受賞されました。
 このようなことで美術愛好者が励みを持って芸術文化の向上に努めていただくことと、 企業のメセナ活動について啓蒙をはかり理解を深めていただくことを期待いたします。
 また、受賞作品の紹介と併せて受賞者の方々から「受賞者のことば」が寄せられましたのでお知らせします。


 第一部 日本画  丸山 達郎


題 名:「(大鹿村)青いケシ」
大きさ:30号P

<受賞者のことば>
 此の度は「企業メセナ群馬賞」を頂き、大変光栄に思っております。
 信州大鹿村の2日間デッサンの旅で、透き通る様な青い色のケシに魅了され、夢中で書いた絵が評価いただき嬉しく思います。
 今後も自分で感動を受けた草花を一枚、一枚書き続けたいと思っております。
 この受賞を励みにこれからも頑張ります。
 本当にありがとう御座いました。



 第二部 洋 画  小柏 美江


題 名:「一隅」
大きさ:F30号

<受賞者のことば>
 この度は「企業メセナ群馬賞」を、頂きまして、大変嬉しく思います。
 俗に嫌われている蜘蛛は、注意深く見ますと、意外にも綺麗な色、形を、持っていることに、驚きました。
 そんな姿を、明るく、軽やかに表現してあげたいと、夢中で描きました。
 この受賞を励みに、これからも努力していきたいと思います。
 ありがとうございました。



 第三部 彫 刻  岡安 眞也


題 名:「韵(いん)」
大きさ:57×35×24p

<受賞者のことば>
 素晴らしい芸術文化を育て実りを目指す「企業メセナ群馬」より賞を頂き、心から感謝申し上げます。
 私事、群馬大学工学部を巣立ち民間企業へ技術者として奉職、その海外勤務等を経て、七十五歳引退に近づき自らも不思議なくらい突然に彫刻を独学発心、今、彫刻グループに所属、研鑚にあります。
 相応の彫刻作品に至るにつれ、群馬の愛護を受け育った者として、作品は正に群馬へと密やかな心にあった次第。今般、七十代最後を記念的に七十回記念県展に出品にあって、この密やかな心に呼応頂いたとの想いにあります。
 昨今、増大の多方面の美術仲間、又、近隣・友人等にも、今般「企業メセナ群馬賞」受賞を披露し、貴(公社)の芸術文化への応援活動の賜物によると披瀝致します。
 文末となりましたが、深謝を重ね、貴(公社)の益々のご発展を祈念申し上げます。



 第四部 工 芸  近藤 瑞希


題 名:「片切り彫り春峡魚涛図箱」
大きさ:H5× W15× D15p

<受賞者のことば>
 第70回記念となる県展において、初の出品で栄誉ある賞を頂き、身に余る光栄です。ありがとうございました。
 本作は、金属製の飾り筥はこです。銀の身と銅の蓋ふたから成り、「片切り彫り」という技法で模様を彫り込んであります。鏨(タガネ)というノミに似た道具をハンマーで打って彫り、筆で描いたような抑揚のある線を彫る技法です。
 登龍門の伝説を画題とし、桃の咲く春の山峡が彫られた蓋を開くと、滝を登らんとする巨鯉群が滝壺に渦巻く姿が現れます。崖の荒々しさや鯉の勢いを、小さな筥に生き生きと彫り込むことにこだわり、線一本一本に心を込めました。
 大学で学んで来た彫金を含め、金属工業がマイナーな群馬県は少し寂しく思います。しかし、県展を通し皆様の目に触れることとなりましたことは、受賞と並んで大変に喜ばしく思っています。今後も精進を重ねていきたいです。


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